【お知らせ】軽油の暫定税率廃止に伴う税率変更およびシステム対応について

2025.12.02

政府による燃料税制の見直しに伴い、軽油の暫定税率（上乗せ分）を廃止する法案が可決・成立し、2026年4月1日付で廃止されることが正式に決定しました。これに伴う軽油引取税の変更内容および弊社システムへの影響について、下記の通りご案内いたします。

弊社が提供する 「Petro Master Ex」「Petro Master」「雪ん子」「D-TAX」 につきましては、暫定税率廃止に伴うプログラム改修の必要はございません。

■ 軽油引取税の変更内容について
現在の軽油引取税（地方税）は 1リットルあたり 32.1円 が課されています。その内訳は次のとおりです。

・本則税率　約15.0円 / L
・暫定税率分　17.1円 / L

今回の税制改正により、この 暫定税率分 17.1円 / L を廃止することが法的に決定しました。廃止後は、理論上、本則税率のみとなり「約15.0円 / L」に戻る見込みです。

※軽油引取税は地方税であるため、最終的な税率は各自治体の条例改正手続きによって確定します。また、軽油の販売価格への反映は、流通条件・在庫状況・原油価格等により変動します。上記金額は「現時点での想定水準」であり、最終的な店頭価格を保証するものではありません。

■ システム改修が不要となる理由
各システムでは、税率をプログラム内部に固定値として保持する方式ではなく、税率をマスタ情報として管理し、マスタ値を参照して計算する仕組みを採用しております。 そのため、暫定税率廃止後の対応もマスタ設定の変更のみで可能 となっております。
マスタ設定の変更方法につきましては、下記資料をご確認ください。

→ 設定方法について (Petro Master Ex / Petro Master / D-TAX)
→ 設定方法について (雪ん子)

■ カスタマイズ帳票をご利用のお客さまへ
帳票レイアウトや計算式を 個別にカスタマイズされているお客さま につきましては、暫定税率廃止に伴い、一部項目の修正が必要となる場合 がございます。ご利用中の帳票に影響がないかご心配の場合は、お手数ですが、弊社担当までお問い合わせください。

引き続き、安心してご利用いただけるようサポートしてまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。